この数年自分らしい匂いの志野を求めて、色々試みて参りましたが、思うような焼き上がりのものが取れずにいました。先人たちが多くの志野を焼かれている中で、新しければいいというものではなくあまりにも逸脱した物は志野とは言えない、しっくりとして柔らかくちから強い志野がほしいそう言う思いの中で人との出会い、また土との出会いがあってこそこの志野が生まれました。 自分の求めてきた匂いが掌の中で芳(かお)りとなって蘇(よみがえ)ることを願って蘇芳(すおう)志野と銘を付けました。 この蘇芳志野が皆様の目にどのように映るかたのしみです。 平成八年十一月吉日 松崎 健 |
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