築窯してから十年になるが、窯焚きの難しさを実感する。 今回の窯焚きは、窯を改造したせいもあってなかなか思うように焼くことができない。 窯は生き物のように火の流れを作りだす、まるで濁流のようである。 窯に火を入れてから三日目の夜になって、窯が何かを言っているのに気が付いた、それからは想いが伝わる様な気がして窯に託す事が出来た、薪をくべながら灰を重ねて窯の中で釉掛けの作業が淡々と続けられる、そして六日目を迎え十分に灰が乗ったのを確認して、窯焚きも終演をむかえる事になる。今までになく新鮮で充実した窯焚きだった。 平成十二年十一月吉日 松崎 健 |
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