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| 表紙/灰被窯変志野扁壷(部分) |
ごあいさつ
青葉の候、
皆様方におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、美術画廊IIにおきまして「第24回 松崎健 陶芸展」を開催する運びとなりました。
父は日本画家・松崎脩己氏、兄は漆工芸家・松崎融氏、そして師は民芸陶器の巨匠、人間国宝・島岡達三氏。敬愛する芸術家達の知己を得、益子でのびやかに創作活動を営む松崎健先生は、伝統にとらわれない自由な焼成と闊達な造形を追求し、独自の陶風を開拓、近年ますますその充実度を高められています。
美濃における従来の典型的な志野とは一線を画す、複雑微妙な釉相を呈した窯変志野をはじめ、「叩き」などの技法により器の表情が独特の風合いを見せる豪快雄渾な灰被窯変。殊に入魂の逸品とも言える窯変志野茶碗や手桶水指、花器、扁壷など、今展では渾身の力を振りしぼられた優品約一二〇点を展観いたします。
松崎先生特有の秀抜な焼きと天衣無縫の造形美が結晶した展覧会。
皆様、多数お誘い合わせの上、是非ご来臨賜りますようご案内申し上げます。
平成十五年五月吉日
阪急百貨店 美術部 |