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| 窯辺語録 最近の窯焚きの中では一番焼き上がりが良く、金志埜が久々に取れた。 金志埜は厄介の奴で、少しでも窯の中の雰囲気が違うと金にならない。 灰被耀変志埜の鮮やかな紅の耀き、金志埜のやわらかい金色に微妙な耀きが、それぞれに加わり耀変が雅の世界を繰り広げてくれる。 今回の窯は、大口に志埜を中心に窯詰め、灰被耀変志埜を狙うことにした。往来の物は一番の部屋で細かい綺麗な灰を被らせて鮮やかな紅の耀変志埜になるが、大口では対照的に灰をしっかり被り志埜釉の上を流れるビイドロが灰被耀変志埜に力強さを加える。 いかに志野に近づくかではなく、どうすれば志野を引き寄せ自分の志埜にするかを考える。 平成十七年六月吉日 松崎 健
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